帰郷2日目。
実家に居てもあんまりすることはないので、朝からアシスト付き自転車でお出かけ。
「模擬原爆」の投下地点を見に行ってみた。長崎に投下された原爆とほぼ同じもの(ただし中身は通常火薬)を、データ収集目的で実際に投下する、というミッションが、全国50ヶ所ほど実施されたらしい。長岡は空襲についてはよく知られているものの、その数日前にこんなもんが投下されていたのはヲレも知らなんだ。広く知られるようになったのは90年代以降、特に長岡のは今年公開になった大林監督の映画『この空の花』で知られるようになったんだとか。
こちらのエントリを参考にさせていただいて、わりとすんなり到着*1。この碑自体、7年前に建立されたようなので、やっぱり認知は最近のことなんだ。犠牲になった方に合掌。
しかし、旧市役所や市立劇場がすぐそばにあるところに、こんな場所があったなんて。中島みゆきさんのライブに初めて行ったのもここ。
その足で、長岡市民の方にはおなじみ、「水道タンク」を見に行ってきましたよ。

改めて「水道タンク」と書いてみると、その字面からはあの佇まいを連想できないことに気がついた。地上40mの塔の上にタンクを設置して、そこからご家庭に水道水を配水していた施設のことです。頭でっかちでなんとなく愛嬌がある赤い屋根。昔は水道局の施設だったわけだが、今では文化遺産として整備されて公園になっている。水道局時代は立ち入ることはできなかったし、公園になってからも来たことはなかったので、足を踏み入れるのはこれが初めて。
旧施設の建物の扉が開いていたので、覗いてみると年配のボランティアの方が待機されていた。大正末期に作られた優美な水道施設建物の中には、実際に使われていたポンプや機材も。こんな社会インフラ施設なのに、天井の処理とか窓や壁のタイルとか、えらく凝ってて当時の気合いの入りようがうかがえるというもの。
「よかったら、水道タンクに登ってみますか?」
という、まさかのお申し出に、せっかくなので乗らせていただく。報道関係者や学識経験者くらいしか入れておらず、一般客はまだ今後の話、とのことで、あくまでも「自己責任」という扱いで。

コンクリート作りの水道タンクの塔の中は、有り体に言って上り1本、下り2本のパイプのほかは階段があるだけで、思ったよりもガランとしていた*2。ドラクエの「塔」のイメージそのまんまだな、などと思いながら、狭くて急な階段を4,5階分のぼると、タンク部分に到着。頭でっかちのタンク部分の外側は木製で、その中に金属の巨大なタンクが納められていたのだ。これはびっくり。ガイキング(旧)がフェイスオープンしたら赤ん坊が泣き出すほどの凶悪な兵器集合体だった、というくらいにびっくり。
そして、このタンクの外周をぐるりと取り囲む、キャットウォークへのドアを開けると…。
うひゃー。

無理。キャットウォークの幅は1mもない感じだし、手すりもずいぶん低くて落下防止用のネットもなし。足を一歩出してみたけれど、それが限界だわw
生まれてからここを離れるまでの18年間くらい、おおむね毎日これを外から眺めていたわけだが、中に入るのも、登って外を眺めるのも今日が初めて。いやー、いいもん見せてもらった。
ちなみに、ここも『この空の花』のロケ地として使われたらしく、そのへんを推した撮影現場写真の展示などもアリ。来週の25日には、信濃川夕焼け音楽会というイベント(とんちピクルスさんもご出演)もここで開かれるらしいので、ご都合のつく方は行かれることをオヌヌメ。水道タンクに登るのは難しいと思うけど。
もドゾー。
子供の頃見学で中に入ったような記憶があるんだけど、現実のことか自信がないです。それだけ強烈な印象を心に残している建築物なんだよな。 <br>水道タンクだけじゃなく、まわりの施設もいい感じの古さだよね。
周りの施設の中はまだ雑然とした感じで、一般公開用に整備されているとは言いがたいけれど、そのぶん好きなように見れるということでもあります。今がチャンスかも!