「街」のように全然経路の違う複数の物語が同時進行するのではなく、基本的にはひとつの事件を複数の視点で体験していく形になるわけだが、これはこれで全然OK。むしろ、結末に向かってすべてのドラマが収束していく様は緊張感を高めるのに成功している。登場人物の立場の違いで、事件への関わり方、ひいては事態の見え方が全然変わってくるという、そのあたりの見せ方が見事。
「洗練」という点においては、「街」よりも一段上のレベルに…って、まあ、技術的にも演出的にもノウハウは蓄積されているだろうし、当たり前と言えば当たり前か。
これで¥1,800ですよ…。全然安いって…。
これすごい。必携。って吾妻ひでおの時も書いたなw
作りとしては、吾妻ひでおの時とほぼ同じ構成。長文インタビューに、レア作品に、ゲストの人たちの寄稿に、資料がどっさり。
この人も「マンガ家's マンガ家」的な側面も持つため、まあゲストのマンガ家さんたちの顔ぶれとそのアピールがすごい。萩尾望都がこんなに嬉々として他のマンガ家のキャラたちを模写してるの見たことないし、吾妻ひでおがこんなにノリノリでパロディマンガ描いてるの久しぶりに見たぞw
こんなのを読むと、諸星作品全部読み返したくなるんだけど、いろんな出版社から再発行されていたり、もう手に入らなかったり、よくわからない状況になってるので難しそうだ…。もういっそ諸星大二郎図書館作って欲しい。通うから。
セットアップ完了。
今までDVDプレイヤー兼CD/DVD-Audio/SACDプレイヤーとして使っていた、パイオニアのソレにAVラックからご退場願い、そこに替わりに嵌まる感じ。S-VHSデッキからCATV STBからのアンテナ線*1外してこっちに付けて、さらにFireWireケーブルでSTBと接続して、だいたい終了。
初期設定したり、ひととおり機能をツアーしてみて、ちょっと日本の家電メーカーに期待しすぎていたかなと。なんでこう、てんこ盛りの中途半端な機能をショボいUIで使わせようとするかな。
全般的に、UIでは申し訳程度のアニメーションが使われていたりもするんだけれど、ユーザの視線の動きを誘導するとかそういうレベルではなく…。CPUやGPU(あるのか?)的に「もうぎりぎりです」って感じの涙ぐましい努力は感じるんだけど、一般のユーザにはそんな事情は関係ないしなあ。
そんでこの機種、「ネット機能」とやらでYouTubeやPicasa、さらにはTwitterを使えたりするんだけれど、なんかこう、ひどい。YouTubeやPicasaに関しては動画や写真をかなり綺麗に表示してくれるのはいいとして、そこに至るまでのナビゲーションとかレスポンスとかがほんとにもう…。
いや、これレコーダーだし、そのコアな機能がしっかり作られているのはわかる。とってもよくできてる。なのに、なんでこんなにリモコンにボタンがあって、やたらに複雑で貧相なUI系を載せないといかんのかと。iPhoneやApple TVが当たり前に存在する世界でまだこんなことやってんのかと泣きたくなるわ。
まー、いらん機能は極力見ないふりをして、黙々と録画して観て消す機械として使いますわ。
*1 CATV会社がデジアナ変換してくれないので、もはやS-VHSデッキやテレビに接続してもまるで意味がなくなっていたんだけれど
もドゾー。
諸星先生とジョージ秋山先生はどこかが全集出して欲しいですね。とりあえずMADMEN最終版読む。
全集、電子書籍で欲しいですねー。場所食わないし。 <br>AmazonでもAppleでもいいですけど、ずっと読める安心感のあるプラットフォームがデファクト化して欲しいっす…。
コミックってどうせスキャンするしかないんだから、電子書籍化に一番向いていると思うんですよね。しかしデファクトスタンダードがいかに他を苦しめるかは、オールドタイプマカーとしてはいやというほど味わってきたので…うーん。