件のパブコメネタ。
今日問題にしたいのは、知財推進計画2004の第4章9の2)のiii)で文部科学省から要求されているこちら。
映画の著作物については、その保護期間が「公表後50年」から「公表後70年」に延長されたが、映画以外の著作物等に係る保護期間の在り方についても、関係者間協議の結論を得て、2004年度以降必要に応じ、著作権法の改正案を国会に提出する。
[知的財産推進計画2004より引用]
現在、小説や音楽などの著作物は、作者の「死後」50年間保護されているわけですが、文化庁著作権的にはこれをどうしても70年、100年と延長したい、というお話。
ヲレごときが語っても説得力ないので、青空文庫発起人の富田倫生氏の反対の意思表示をご一読いただきたいと。
青空文庫とは、保護期間が終了し、「文化」の源である全ての人々のもとへ還ってきた小説等を、電子テキストの形に入力し直して無償で公開するプロジェクト。夏目漱石や宮沢賢治や、ヲレ的には海野十三や夢野久作の作品をいつでも読みたいときにダウンロードして読むことができる。普通のテキストファイルなので、パソコンはもちろん、PDAや携帯電話やiPodに転送して、いつでもどこでも読むことができる。
ヲレには、この青空文庫が、50年間働きづめだったり飼い殺しにされていた小説たちが、最後にたどり着いた安息の場に思えて仕方がない。それに仇為す輩には、小説読みとして非常にムカついてしまうよ。
もう少し客観的に考えてみても、保護期間を70年、100年と延長することで青空文庫のようなパブリックドメインの土壌が薄くなってしまうとしたら、それは文化の危機と言ってしまってもいいような気がするなあ。文化庁って、先日の高松塚古墳にカビを生やした件といい、文化に対して破壊工作するのが仕事ですカ?
というわけなので、この件については特に小説読みの方にパブコメ提出をお願いしますです。
ここからは余談。
青空文庫にはいくつかの分家プロジェクトがあって、テキストをPalm向けのDoc形式に変換して配布している青空文庫Palm本の部屋もその一つ。こちらでは、ヲレが作った(そして放置している)MakeDocDDを使ってDoc形式への変換を行っていただいていた。ほんのわずかではあるけれど、青空文庫という素敵なプロジェクトに貢献できたことは、ヲレにはすごく嬉しいことだったのです。
う〜ん。息苦しい。
いや、そういうマンガなんだから仕方がないんだけど、今回のメインのネタが盲腸炎→腹膜炎で手術つー話なので、洒落になってない。それ以前の鬱病ネタとどっちが洒落にならないかって比較するのもどうかとは思うが。
そういう中で良かったのは、山で道に迷った話。最後の花の絵は、ちょっと何かが入っちゃってる気配。あと、ちょりそのぶ氏のイメージがどんどん壊れていくのがw
ひとまず、盲腸ご快癒祝いということで。
今日、ソニーの2006年度Q3の業績発表があったわけだが。
まあ、エレキとかは好調に見えるけど、いつまで続くやら。
問題はゲーム部門。前年度はそれでも678億円の利益を出していたけど、今年度は542億円の大赤字。PS3の立ち上げ関連費用が云々とか言ってるけど、原因はそればかりではないことは他の数字を見れば一目瞭然。
特に衝撃的なのは、決算補足資料の方で示されてる、プレイステーション関連ハード・ソフトの生産出荷台数の表。
2006年度のPSP本体生産出荷台数(単位:万台)
Q1 Q2 Q3 Q4 日本 43 24 86 北米 118 200 1 欧州 41 165 89
北米のQ3の3ヶ月の生産出荷台数…いちまん…だい? クリスマスシーズンだったのに?
言うまでもないが、「生産出荷台数」は「生産台数」でも「出荷台数」でも、ましてや「販売台数」でもなく、工場から出た瞬間に(倉庫へ直行しようとも)カウントされる数なので、北米でPSPが全く売れていないということを直接意味する数字ではない。けれど、これって、倉庫か問屋か小売りか知らないけれど、PSPがダブつきまくっているということを意味すると理解するよなふつー。
さらに、棚卸資産は依然高水準な1,032億円(前年度同期よりは7億減)で、Q2の段階では+849億円もあった、っていうから、倉庫の中どうなってんだって感じ。
このネタでITmediaが記事を一本作っているけど、これがなかなかツボを押さえた良い記事で。
ITmedia News:ソニーのゲーム分野苦戦 「生産出荷」は「正確に台数を把握できる」
数字的に72%減となったPSPについて、湯原隆男SVP(販売担当副社長か)が、こう宣っている。
PSPの72%減は生産出荷台数ベースで販売ではない。特に欧米では好調に売れている
[ITmedia News : ソニーのゲーム分野苦戦 「生産出荷」は「正確に台数を把握できる」より引用]
キタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━ッ!! これぞ生産出荷台数マジック!
だったら最初っから販売台数で発表しろや。
生産出荷台数については、すでに世間的に化けの皮がはがれつつあるわけだが、そのへんの指摘もあったらしく。
同社はゲーム機やゲームソフトについて生産出荷数ベースで開示しているが、「工場出しの時点でカウントする」(大根田CFO)ため、実際の販売台数や収益に与える影響が分かりづらいという指摘もある。ライバルの任天堂は販売台数ベースで開示している。
大根田CFOは「生産出荷だとアキュレートな数字がとらえられる。セルスルーだと調査によって数字が変わってしまう」と生産出荷で開示するメリットを説明。今後販売台数べースでの発表を行うかについては「お約束できない」とした。
[ITmedia News : ソニーのゲーム分野苦戦 「生産出荷」は「正確に台数を把握できる」より引用]
なんかもう、まったく説得力ありませんw
インターネットの発達によって、著作物の二次利用が盛んになりつつあるが、我々が文化を享受できる時間は限られている。インターネットで過去の映画やテレビ番組を見られれば、今創られている芸術を楽しむ時間が少なくなる。これは、現行のクリエイターに大変重要な影響が出てくる。
[三田誠広氏の発言@「私的録音録画小委員会が経過報告、権利者側からは早期決着求める声」 - INTERNET Watchより引用]
ま た 三 田 誠 広 か。
なんという釣り師w
ヘッドホンは毎日使うものなので、断線したら即断即決で買わないと命に関わります。
そんなわけで、早々に電気屋で試聴して、買ってきましたよPHILIPS SHE-9701。
最近はずっとオーテクを使ってきたわけで、CKM55の音も気に入っていたので次もCKM55にすればいいようなものだが、ずっとオーテクを使うのも世界が狭くなりそうなので、時々違うの使ってみようかと。
確かに低音は出てる。ギターとドラムセットの音はよく聴こえるんだけど、ボーカルはちょっと引っ込む印象かなあ。ピアノの音もCKM55ほどはクリアでないような気もする。バランスという意味ではもう一つなのかしら。まあ、ヲレの糞耳じゃたいした違いはないけどなwww
とりあえず、値段も安かったので、またブンブン振り回して断線してもそんなに懐は痛まないし(そういう開き直りはいかがなものかと)。
最近は音楽を聴くのはめっきりiPhone+ヘッドホンか、MacBookの内蔵スピーカーで適当に鳴らすことがほとんど。たまにMacBookをUSBオーディオ経由でアンプにつないで聴くくらい。あと、CD買ったときに1回だけCDプレイヤー*1+アンプで。
で、昨日久々にMacBook+USBオーディオのパターンで聴いていたのだが、どうもUSBケーブルが邪魔。ひとたび気になりはじめると、どんどん嫌になってくるわけで。Twitterにそんなこと*2をつぶやいていたら、ヤフオク等でAirMac Expressの中古を買うというご提案を頂戴する。それだ! ってとびついたら、さらに眠っているExpress(11b/g)を譲っていただけるというお話が。そらもう、譲っていただきますよ。あらそんなお値段でいいのかしら。
そして今日、不在通知入れて帰ろうとしているクロネコの人をぎりぎりインターセプトして、見事ゲットと相成ったわけで。
ちょっとてこずったけれど、最終的に無線機能は切って、EtherでつないでAirTunes専用機という処遇に落ち着いた。Etherケーブル足りないんで明日買ってこなくちゃ。
しかし、本当にてこずったのはむしろオーディオセット(AVアンプ+スピーカー)の方。いい機会だからアンプやスピーカーの設定も調整しておこうと思ったら、衝撃の事実が発覚。左のスピーカー、ほとんど音出てなかった…orz どうりでなんか物足りないと思っていた…って大丈夫かヲレの耳。いったいいつからこんな調子だったんだ。
結線を直したり、アンプのパラメータ調整したりして、ようやくまともに鳴るようになった。
MacBookから、iPhoneから、iPadから音楽を流してみる。ワイヤレース!*3
まあなんて素敵な音*4。やっぱりヘッドホンと違って、部屋に音が対流する感じは気持ちいい。って、スピーカー鳴ってないの気付かなかったヲレが言ってもまるで説得力がないんだがw
ええもん譲ってもらいました。
じゃあちょっとiPhoneケース的なネタでも書くか。
iPhone5を買って以来、よさげなバンパー的ケースが出るまでは"つなぎ"でいいや、ってことで、DealExtremeで¥200くらいだったバンパー*1を付けていたのだが、ようやくコレかな、というやつが。
CAZE ThinEdge frame case for iPhone 5だそうですよ。非常に軽い素材「TR90」を使用した、薄さ1mmのバンパーとのこと。
緑があったらデフォルトで緑を選んでいたんだけど、なぜかラインナップされていないので、その次に好きなオレンジをチョイス。Amazonで¥2,310で、この手のものとしては比較的リーズナブル。
「形状記憶フレームにも使われている」という惹句だったので金属製かと思いこんでたら、届いたのはプラスチック系だったので一瞬何かの間違いかと思った。が、確かに軽い。薄い。マット加工されてるので手触りがサラサラしてて気持ちいい。
装着は簡単で、iPhoneの側面を囲んで、切れ目のところに色的なアクセントにもなるエッジコネクタ*2というパーツをはめ込むだけ。エッジコネクタの裏側とか普段見えないあたりのプラスチッキーな質感からら、ちゃんと保持力あるのか不安になるけれど、なかなかどうして、精度よくはまってくれる。安心感あります。
iPhoneのスリープボタンやボリュームのあたりは単純に穴が開いてるだけなので、いくら薄さ1mmとはいえ若干の押しにくさはある。親指のお肉にゆとりがあったほうが操作しやすいかも。底面のイヤホンジャックとLightningコネクタ用の穴はサイズがキチキチなので挿すものを選ぶ感じ。実際、Lightning-microUSBコネクタは入りませんでした。
ディスプレイ側は保護フィルムが貼られることを考慮して、表面に干渉しないよう気を使ってくれているけれど、裏側は微妙に内側まで張り出している。OverLay Brilliantの裏面用保護シートを貼っていたのだが、干渉して浮いちゃったので剥がさざるを得ないことに。でも、付属していた裏面保護シートなら、微妙に小さくカットしてあるおかげで大丈夫。まあ、裏面はこのおまけシートで全然問題ないから結果オーライということで。
全体的に割といい感じなので、限りなく裸に近いケースをお探しの方にはオヌヌメかもニャー。
_ とうちゃん [あっ、夢野久作も、もう期間切れてるんですね〜。 へえ〜 腰も治りつつあるようで、何よりですね^^]
_ Yoz. [夢野久作は比較的今でも書籍の形で売ってますけど、もはや絶版でどうにもならない小説も読めるのが「青空文庫」の素敵なとこ..]