今日は某所で打ち合わせ。その後会社に戻っても定時は過ぎるので、直帰することにしていた。けど、そんなに早く帰宅しても仕方がないので、かねてより見たかった(そんでもうすぐ終っちゃう)東京ステーションギャラリーの「真鍋博展」を見に行くことに。
真鍋博と言えば、シャープな線と都会的なセンスが素敵なイラストレーター。僕らの世代だと、星新一や筒井康隆の小説の挿し絵の人という印象が強い。レンズマンシリーズとかアシモフを連想しちゃう人は、あとで職員室に来なさい。
ギャラリーの中は、懐かしいハヤカワ物がいっぱいで感涙もの。これも読んだ、あれも読んだ、って嬉しくなってしまった。もちろん、ハヤカワ物は氏の功績の一部でしかなく、万博もの(「万博」といえばEXPO'70に決まっておる)やオリジナル作品など、貴重な原画がてんこ盛り。氏が自分の仕事をきちんと保存・回収し、地元の図書館や美術館に寄贈していたからひそ可能となった企画なのだそうだ。いかにも几帳面な真鍋氏らしい。
その几帳面さに最も圧倒されるのは、展示されていた氏の日記であろう。小さな文字でびっしりと記されている、分単位の日記。やはり、こういう人だからこそ、あんな緻密な絵を描けるんだろう。
原画を良く見ると、ホワイトによる書き込みや大胆な切り張りなど、印刷されることを前提にしたテクニックが駆使されていた。また、装丁の色指定なども展示されていたのだが、これが本当に細かい。氏はアーティストであり、職人だったんだなあ。
懐かしい未来の人よ、永遠に…。
もドゾー。