とにかく、どっか知らない土地へ、見知った人がいないところに行きたかった。
金曜のお昼ころ、会社でそんな考えにとりつかれたら、もう止まらない。帰宅時に駅前の金券ショップ自販機を確認して使い残し18きっぷがないかどうか確認したり、ネットであちこち情報を調べたり。
行くなら福島がいいなと前から考えていたので、猪苗代方面を検討。でも、何があるのか全然知らない。いろいろ検討した結果、Twitterでなかやまらいでんさんからいただいていた「五色沼方面」というサジェスチョンを採用するところまで決めて、就寝。
0640の始発で出る作戦計画は当然のように寝過ごしてチャラ。それでも一時間押しくらいにおさめたのは、我ながら立派だとおもう。遊びに行くときの執念てすごい。
黒磯で乗り換えて、郡山まで。郡山からは、磐越西線の快速で猪苗代まで。そこからバスで五色沼方面まで行って、それでもまだ午前中。まだ片道ではあるけれど、18きっぷでもこれだけの旅行ができる。

五色沼って、昔会社の旅行かなんかでちらっと寄ったことがあったような気もするが、ほぼ記憶にない。とおりいっぺんの事前知識は仕入れておいたけれど、美しい森*1とコバルトブルーの沼を目の当たりにすると、ココロ穏やかになりますな。一応観光地化はされているけれど、一線を超えない調和が感じられて好印象。

いくつもある沼をむすんだ、森の中の自然探勝路(4kmくらい)がほどほどに歩きやすく整備されているので、ヲレのような突発旅行者でも余裕で楽しめる*2。植生としてはそれほど目を引くものはないし、昆虫をはじめ生き物はそれほど多くないので、そういうの好きなヲレとしてはやや物足りないけれど、空気が涼しくてきれいだし環境の保存状態もいいので、気分的にはたいへん爽快。クマが出るって警告だけは気になったけれど。

探勝路が終わって、桧原湖沿いの一般道に出るあたりには綺麗な売店や休憩所がもあり、気持ちよく休憩できるのもヨイ。ここでジェラートやらモモジュースやらを堪能。
で、さらにそこにはリゾートホテルなんかもあるわけで、そこの温泉が日帰り利用できるわけで、汗もかいてるしそれを逃す手はない。裏磐梯猫間リゾートホテルのゴジャースな温泉使わせてもらいましたよ。当分来ないバスの時間調整もかねて、休憩室利用もふくめてゆっくりまったり。

1701のバスで猪苗代まで戻ると、ちょうど快速が来る時間だったので、猪苗代近辺をぶらぶらするのは諦めてそのまま列車に乗り込むことに。車窓からの夕暮れの猪苗代湖と磐梯山が素敵に見えた。
郡山では少し時間があったので、街をぷらぷら。なにこれ宇都宮なんかよりよっぽど都会に見えるんだが。ごはん食べようかと思ったけれど、悪い癖でなかなか決められず、結局郡山にしてなぜか喜多方ラメーン的なものを食べる羽目に。ヲレのこのご飯食べるところ決められない病は不治の病だわ。
駅に戻り、お土産コーナーで、まあほんとにささやかなんだけれど、お土産購入支援ということでご当地お菓子やら飲み物やらを買い込んで、帰りの電車へ。普通電車でトロトロ走って、2141に宇都宮着。乙彼様でした。
うちに着く直前、なにか忘れていることに気がついた。
あんだけ買ったお土産、電車の網棚に置き忘れてきた…orz
あわてて駅まで戻って駅員さんに尋ねたけれど、遺失物取扱いの時間が過ぎちゃったので、担当部署に電話で聞いて欲しいとのこと。iPhoneの電源が完全にロストしたので、帰宅してから電話。とりあえず宇都宮の遺失物取扱い部署にそれに近い忘れ物が届けられているとの情報を得た。担当の方は本当に親切で一生懸命で、これがあのJRかと疑いたくなるほど*3。コールセンターの鑑。尊敬申し上げる。
日曜に直接駅まで行って確認することにして、ようやくこれで寝ることができる…。
そして、今日、駅に行ったら見事遺失物取扱所で忘れた荷物を受け取ることに成功。
めでたく、全体として、とても気持ちがよくて嬉しい小旅行という印象でエンディングを迎えることができた。
とりあえず、福島のあのへんの印象をひっくるめて言うならば、調和がとれてて押しつけがましいところがなく、気分が悪くなる要素がいっさいなかったのが素敵、だと思った。また時間をとって行って見たい。冬になるとヲレの苦手なスキー・スノボ方面の営業形態に変わるだろうからわからないけれど。
ところで、今回のお出かけは福島方面だったわけだが、この時期やはり原発事故絡みのアレが心のすみっこでひっかかっちゃう人も多いと思う。自分的には放射線関係はほぼ気にしていない。けれど、データとして少し興味があったので、会社にあった線量計を借りて持っていってみた。
ちゃんとした測り方をしていないので雰囲気だけ記しておくと、宇都宮辺りは今もうほぼ平常値なんだけど、黒磯あたりでは徐々に上がってきて、郡山はさすがにそれなりに高い感じ。でも、猪苗代とか裏磐梯とかはだいぶ平常値に見えた。怖くないよ。気にする人は気にするのは仕方がないけれど、ヲレは自分にとって今回の原子力災害由来の放射線よりもほかのナニカの発ガンリスクの方がよっぽど高いと思ってるんで、あんまり気にしない。同じように考える人には、裏磐梯方面、すごくいいとこだし遊びに行くといいと思ったよ。
もドゾー。