風邪引いて寝込んだとき、および帰省中に積読がどんどん消化できたのが嬉しい。
のっけから、とり・みきの万物理論パロディでひっくり返る。もうSF者はいやだw
小川一水「ろーどそうるず」。テーマ的には生と死を越えた魂の継承的な、わりとよくある話のような気がするが、バイクが主人公になるだけでなんでこんなに泣けるんだ。騙されているのかもしれない。いやそれでもいいや。
長谷敏司「東山屋敷の人々」。日本の田舎のじっとりした「血縁関係」「家」に抗老化技術が導入されるとどういうことが起きるか。ミーム理論なんかもちりばめつつ。これは悪夢だ。ていうか、もともと「家」とか悪夢だったのかも。長谷氏はヲレんなかで要フォローな作家としてマークされたので、過去作も含めて追っかけさせてもらう。
あずまん「火星のプリンセス」。…ここで連載しなくても?
瀬名秀明「希望」。難しい。けど、時代とのシンクロ感を激しく感じる。読み返さないといけないかも。
というかんじで、NOVA4にも期待です。
<S>のほう、小川一水の「幸せになる箱庭」は、その決着の付け方は交渉事として腑に落ちすぎるというか。でも怖い。
菅浩江「五人姉妹」。ああこの作品好きだ。淡々とした味わいだけれど、これは悲劇だなあ。
<F>のほう、恩田陸の「夕食は七時」。知ってるはずの言葉でもゲシュタルト崩壊するとこんな感じだな。これは好きな作品。
古橋秀之「ある日、爆弾が落ちてきて」。いい雰囲気。ちゃんと切ない。ラノベだけど。
森岡浩之「光の王」。ゼラズニイの「光の王」つながりなんだと思うけど、内容的にはつながりない。こういう現実の底が抜ける系の話は怖いって言ってんだろ。
山本弘「闇が落ちる前に、もう一度」。だからこういう現実の底が抜ける(ry
石黒達昌「冬至草」。戦時中の考証が緻密で、本当にあった記録と錯覚しそう。それだけにラストのSF的な転換が活きる感じ。意外にいろんなアイディアが詰め込まれているけれど、とっちらかった感じはそんなにしないのは素敵。
北野勇作「第二箱船荘の悲劇」。何が悲劇なのやら。くだらなくて大好き。
牧野修「逃げゆく物語の話」。これは切ない。SFでしか書けない切なさ。これはいい。
って振り返ってみると、<F>のほうが面白かったのかな。
とりあえずこの140字で。
2010年最後の一冊は「ガンダムと日本人」。日本の近代史と絡めてガノタがガンダムを語るのかと思ったら、「近代史よくわかんねえからガンダムで説明してくれ」に応える内容だった。しかもいつの間にか富野への強烈なラブレターを読まされていた。何を言ってるのかわからねぇかもしれないが(ry
いや、面白かったですよ。
もドゾー。