購入したのが2005/11/27w 正しく積読した後、読み始めてから何ヶ月越しで遂に読了。
こりゃスゲー。想像を絶するとはまさにこういう作品のことだ。事実上連作集みたいなものなので、全体として小説になってるかというと微妙なところだが、「小説」を逸脱できるのはSFの特権なので、これでいいのだ。
ソフト屋さん的には、最初の方で《コニシ》ポリスが創出した孤児が精神を発達させて人格を得るまでの過程が、いちいちもっともらしくて興奮ものだった。こういうのちょっとだけなら妄想するけど、妄想を連続駆動させて頭からしっぽまで記録し続けることができるかどうかが、小説家と一般人を分けるのねえ。
肉体人編、長炉編、スウィフト編のどれも面白く読めたんだが、やっぱりU*のあたりで理解するのを放棄w その先のトランスミューターの偉業の壮絶なオチにはひっくり返りそうになった。あらゆる意味でスケールが…宇宙規模、でもまだ足りないwww
いやあ、ええもん読ませてもらいました。
しかし、今のコンピュータからすると無限に思えるような計算機資源を持つ<ポリス>が、宇宙を航行するバージョンですら一辺2mほどの直方体、ってのは、まさに進んだテクノロジーは魔法と区別がつかないってやつだ。自分も<移入>してしまえばその計算機資源と一体となり(公共のものなので一定限度はあるようだが)自由に使えてしまうんだぜ? ヨダレが出そうです。
肉の身体にはたいして思い入れもないので、ポリスができたら早々に移入したいんだけど、もう少し待たないといけないんかなあ。
こちらも内容物を確認したのみ。
オマケのフィルムの断片は、ラスト間際のカヲル君の背後からのシーン。むろん、その前にはアレがでーんと横たわっているわけだが。どうでもいい人物カットとかよりは意味あり気でよろしい。
もドゾー。
ディアスポラ、トランスミューターの偉業のオチがそれまでの華麗な雰囲気を無視してて好きですw<br>僕も肉体には全く未練ないのでとっとと移入したいです。<br>作中のあくまで肉体にこだわる人たちの気持ちはさっぱり分からんぞっと。
やっぱりキリスト教的なものが根底にある文化圏だと、そういうのに抵抗があるのかもですね。<br>まー、今のこの現実がすでにシミュレーションである可能性もあるわけですが、それを認識したり、その計算資源を自由にしたりする術がない以上、あんまり意味ないですね…。