この休みの間、列車での移動時間や実家でのヒマな時間がずいぶん多かったわけだが、そこで活躍したのがDS文学全集。これはいい。日本の古典とかあんまり読んでないヲレにとっては、今から読む良い口実になってくれるのも素晴らしいw
何冊か読んだ中で印象に残ったのは、鈴木三重吉「古事記物語」と織田作之助「夫婦善哉」。
「古事記…」の方は、要するに古事記の口語訳なんだが、口語訳は素晴らしいけどひでぇ話だなこれw 八百万の神のおおらかな馬鹿っぷりはそこそこ楽しく読めたけど、豪族とか貴族とかが神として描写されるあたりから勝者の視点の歴史になっちまってつまんねえ。
「夫婦善哉」は、意外なことにしみじみ面白かった。こんな庶民のしみったれた苦労話のどこが面白いんだか、っつーノリで読み始めたけれど、思ったよりも湿度が低くて読みやすい。今後も進んで読もうとは思わないまでも、ひょっこり出会うぶんには歓迎しよう。
DSのハードウェアとしての限界はあるものの、こういう、文庫本サイズの読書端末はアリだ。2つ折りってのに、本のメタファーとしての意味以上はないかとも思っていたが、持ちやすいし視点の移動的にも悪くない。もっとディスプレイが大きくて、薄くて軽い読書専用端末が出たら(作品の供給体制が最も重要ではあるものの)ヲレは飛びついちゃうな。今のままでも欲しいAmazonのKindleが、もうちょっと小さくなって、2つ折りになれば最高。紙の本へのフェティッシュな愛着はヲレにはないみたい。
もドゾー。