iPod派の皆さんのテンション上がりっぷりが怖い、などと他人事のように書いてみるテスト。ソニーのシリコン/HDDオーディオの駄目駄目仕様をいいことに叩き放題。まあ気持ちはわかる。
だが、そんなに浮かれていてもいいのかい? 昔同じようなことがあったのを、僕は覚えているよ。それを伝えてゆかねばならんだろう。年寄りの責任として。
PDAというキカイを知っておるかのう? 手のひらサイズの、電子手帳みたいな、小さなコンピュータ。今、国内のPDA市場はほとんど壊滅状態だ。PDAの中でも世界的には主流であるPalmデバイスとしては、ソニーのCLIEがあるのみ。だが、そのCLIEも海外市場からは撤退して、国内市場もきっかけさえあれば喜んで撤退するだろう。
こうなる前まで、CLIEは、もう、絶好調だった。国内のPalm市場を独占してブイブイ言わせていた。
CLIEの最初の機種は本当にひどいものだった。まったく見えないカラー液晶。とってつけたようなメモリスティックスロットやジョグダイヤル。昔の会社の事務服みたいなダサダサなデザイン。PalmやVisorを使っている人たちは、こりゃダメだと思っていたわけだが。
しかし、ソニーはその後、恐ろしい勢いでCLIEの新機種を連発することになる。カメラやFM音源や、よく考えたらどうでもいいような、しかし人目だけは引くようなハードウェアや、たいして使いやすくもないけれど見た目だけは派手なソフトウェアを満載して。まあ、そんな商品をそれまでのPalm等と並べて売られたら、ぱっと見、CLIEの方が良さそうに見えるのは当然。そりゃ売れるだろう。
もちろん、そんなペースに昔からのPalmデバイスのメーカー(小さな会社たちだ)がついて行けるわけはない。Palm社自身も含めて。だから、一社、また一社と撤退し、いつの間にか日本語版のPalmデバイスはCLIEだけになっていた。
CLIEは、PDAがどうあるべきか、どう使われるべきか、という哲学を欠いていた。その機種その機種にはなんらかのポリシーがあったのかもしれないが、個々の機種を貫く哲学が欠如しており、新機種が出るたびにその在り方にはブレが生じていた。その時その時で目新しい機能、派手な機能を搭載する、という哲学ならあったのかもしれないが。
その結果、高機能化する携帯電話とどう戦って行くのか、どう融合して行くのかという一番大事な戦略を検討し、実行して行くことができなかった。市場は独占することができたが、とっちらかった状況のまま為す術も無く、バブルが崩壊するのを唖然と眺めているしかなかった。
僕が大好きだったPalmを道連れに。
ソニーは今、戦略のコントロールを失っている。なまじ無駄に体力のある会社で、かつてのブランドとしての威光も多少は残っているだけに、この組織が暴走すると、大変なことになる。そしてもうそれは、CLIEで実証されてしまった。
万が一、HDDウォークマンでCLIEと同じような暴走が起こったとしたら、HDDオーディオの市場がごっそり壊滅することにもなりかねないだろう。そのとき、道連れになるのは、君や僕の大好きなiPodだ。
今は、iPod(4G)、iPod miniの発売を祝おう。だが、ゆめゆめソニーを侮るなかれ。今度は、絶対に暴走させてはいけない。どうやって止めたらいいのかわからないけど、もう二度とCLIEの悲劇を繰り返させてはいけない。
とりあえず…。
とりあえず、明日は会社にiPod(4G)が届いているといいな♪(どんなオチだ)
とりあえず、第7話までいったんだけど、そのラスト近くで致命的なミスを犯して一発ゲームオーバー。気を取り直して再度挑戦したが、さっきのミスの直後の選択肢で、またもや間違った選択肢を選んで一発ゲームオーバー。
そのラスト近くまでいくのに、30分くらいかかるから、ちょっとだいぶ萎えてしまいますた。今日はもういいや。
カードで選択肢を示す、というシステムには、どうも馴染めない。各カードの名称は短い単語でしかないので、それがどういう文脈で相手に伝わるのか、曖昧すぎるのが問題ではないかと。これが「街」なら、プレイヤーの選択肢はきちんと文章で提示され、厳密に解釈できるんだが…。
いや、面白いんだけどね。面白いんだけど…。
もドゾー。