とっくに他所さまでは取り上げられておりますが、先日募集していた、知的財産推進計画2006のパブコメの結果が公開されたようなので、ヲレなりの楽しみどころを追求してみたく。
事前情報通り、個人からの意見では業界筋からの組織票で大変なことにw いやいや、まったく、音楽CDの再販制度を維持するべきだと主張する人たちは心の優しい人たちが多くいらっしゃるようで、情緒的なオハナシをたくさん読ませていただいて涙が出そうです。廃止を唱える人たちはこのへんを見習って、もっとお役人様のお涙を頂戴できるような作文を心がけたいですね。
団体からの意見では、JASRACとかRIAJは当然のように「保護期間の70年への延長」「音楽CDの再販制度維持」などを主張するわけだが、JASRACの言い分があまりにすごくて正直笑った。
保護期間延長の問題を経済面から議論してはなりません。
(中略)
しかるに、昨今の議論は、保護期間延長反対の理由として、二次的利用に
不都合であるとか、著者や作家の子孫が延長によってこれ以上経済的利
益を享受するのはおかしいとか、果ては自由に利用することが出来れば二
次的著作物の創作につながるとか、はなはだ身勝手なものが多く、地下に
眠る恩人に対して、敬意を欠いているものと言わざるを得ません。
確かに保護期間延長によって経済的恩恵を受ける子孫もあるでしょう。しか
し、後々永らく人々に愛される著作や作品は全体からすれば極めて少ない
ものであり、少ないからこそ、その文化的価値は大切にされなければなりま
せん。それに比べれば経済面での議論は余りに卑小です。
[知的財産推進計画2006の策定に向けた意見募集の結果について・団体からの意見 P.91-より引用]
この人たちの音楽に対する「文化」と「産業」の使い分けは、あまりにも節操がなくてほんと笑える。
しかし、上記の言い分なら、レッシグ教授とかが主張している、「保護を延長したい著作物は50年ごとに$1で登録更新してよね」制度も余裕で受け入れていいんだよね? それならそれでヲレは構いませんけどね。
対して、アップルコンピュータの主張は「私的録音録画補償金は廃止」「音楽CD再販制は不平等」と、すっぱりとわかりやすいこと*1。特に下記の指摘は痛快。
1.私的録音録画補償金制度の廃止
この制度は発足時も含め制度自体が非常に粗雑な仕組みであり、公平、公
正さに欠けている。事由は以下の通りです。
(中略)
4)徴収する団体が文化庁の天下り先機関(SARAH 理事兼JASRCA 理事長
吉田 茂氏?元文化庁長官/同庁著作権課長)であり、政府による公正な行
政権行使とは言い難い。
[知的財産推進計画2006の策定に向けた意見募集の結果について・団体からの意見 P.144-より引用]
ちょwww同じビルのご近所さん*2にも容赦なしかwww
…ていうか、笑い飛ばさないとやってらんないよなー。権利の強化を主張する無茶な意見読んでると暗澹たる気持ちになってくるわ。
もドゾー。
さすがアップル、そこにしびれ(以下略)。<br>っつーか、やっぱ本社がアメリカだから言えるんでしょうねえ。
まあ、同じく天下り先機関であるところのJASRACまでは表立って叩かないあたりがオトナですにゃww